今日は保護者懇談会のために大学に来ています。
さて、今年は卒業論文で「NEET概念の社会的構築」について扱う学生がいます。イギリスで提唱された「NEET」という言葉が日本に輸入されるとき、どのように意味の変質が生じたか、というテーマです。
この問題を追究していくためには、サッチャー時代のイギリスについても詳しく知る必要があるのですね。
で、その時代の文芸や映画などについてどれくらい知っているか確かめようと思って、ふとこの歌のことを思い出して聞いてみました。
「ケイト・ブッシュって知ってる?」
「知りません」
あっさり撃沈。テレビ番組「恋のから騒ぎ」のオープニングテーマ曲の歌手っていえばよかったのかな。
ともかく、Peter Gabriel&Kate Bushの"Don't Give Up"は、サッチャーリズムの構造改革が吹き荒れるイギリスで、失業からNEET化しつつある労働者のことを歌った名曲です。いわばNEETの応援歌とでもいうべきもの。ところが、失業の挫折に苦悩する主人公は、日本における「ニート」のイメージとはまったく違います。
ま、次は映画『リトル・ダンサー』でも紹介してみましょうかね。
